えつをのおかしな日常 : こういうのを疝痛発作と言うらしいですね。
寝ていてふと、背中の痛みで目が覚めました。
あー、また痛いなー・・・と思っているうちにどんどんどんどん痛くなってきて、寝てられなくなってきて、リビングに行って痛みを逃すためにウロウロ、座り込んでうめいて、ゴロゴロしてみたり。
あー、吐いたな。吐きもした。
キッチンでうずくまってたらダンナが起きてきて「大丈夫ですか?」と。
本日月曜日。
ダンナは仕事に行かなくてはいけないので、こんな情況でも息子の面倒を一人で見なくてはいけない・・・
つーか、この痛み2度目だけど、尋常じゃないでしょ。
胃薬効かなかったの?胃じゃないの?
うーん、タイムリミットはダンナの仕事が始まるまでか・・・・
こんなコトをぐるぐると考え、「ERお願いします」と、今日は決心しました。
激痛の中、自分のモノよりも息子のモノを率先してさっさと準備。
量としては3~4日分あったと思う。
(ミルクは箱ごとだったし)
とっさのこととはいえ、何か予感することがあったのでしょうか。
搾乳機も、自分の薬も忘れずに準備。
家を出る前に息子にちゃんと授乳もした。
つーか、あの痛みの中よくやったよ自分。
時々痛すぎてその場ダッシュとかしておりました(笑)
1ヶ月ぶりにHuntington Hospital へ。
たしか4時前でした。
ERにまず一人で駆け込んで、症状を説明。
まだこのときは胃だと思っていたので、「あいはばすとろんぐすとまっくぺいん」と説明。
1ヶ月前に出産しただの、下痢はあるかと聞かれて「今この抗生剤を飲んでて、このせいで下痢だ」だの、「授乳のせいでこって背中痛い可能性は?」と聞かれて「そう思わない」と答えたり、自分よく英語とそれ以外での説明を頑張ったと思います。(自画自賛)
血圧と体重を量ったあと、とりあえず座って待っててと言われたので待ってたら、車を停めたダンナと息子が登場。
すぐにERのお部屋に呼ばれ、ガウンに着替えてベッドに横になるように言われたのだけど・・・・
出産後に硬膜外麻酔背中の痛み
ベッドが空いてなかった・・・ということはなさそうだったのだけど、乳児が居たからでしょうか?
まぁ、ごっついおっさんのとなりのベッドに寝かされるよりか、こっちの方が良かったのですが。
(授乳もしなきゃだし)
この時点でだいぶ痛みは楽になってきました。
が、いったいコレは何なんだ~・・・・胃ガンとか・・・?(;´Д`A ```と少々不安。
すぐに血液検査と点滴。
「超音波検査と痛み止め・吐き気止めを処方します」と言われ、しばらくして超音波検査。
ダンナと技師さんが画面に食い入る中、私は綺麗な女性の技師さんを寝ながら下から見上げ、「鼻がこんだけ高いと、鼻の穴の形もこんなになるのかー・・・」などと思っておりました。
超音波検査の途中にナースが現れ、「モルヒネと吐き気止め入れるわよ」と。
モ、モルヒネ・・・!?Σ(゜口゜;
イメージとしてガン末期患者の痛み緩和のためとかそんなイメージなので、そんなにやばいのか?と不安になったり、っていうかそんなもん入れて大丈夫なのかと思ったり。
「ちょっと気分に変化があるかも」と言われ、ハイになっちゃうのかしら?と思ったけど、そこは特に変化なし。
ちょっと残念。(笑)
しかしモルヒネと吐き気止めを点滴経由で入れたのだけど、身体に入ったとき痛かった~。
確かコレが5時くらい。
その後、また小児科ERのお部屋に戻った。
ナースが「2時間くらいしたら家に帰れるわよ」と言うので、「良かったねー」とちょっと安心。
2時間待つ間は、薬を入れてしまったので授乳できず、ひたすらに搾乳。
しかし7時過ぎても放置な私たち・・・・
8時前だったと思う。
お医者さんらしき人が来て、こういったのだ。
「 G a l l s t o n e . 」
え?が・・・何だって?
がるすとーん?がすと?胃なの?胃なのか!?
聞いたことのない単語に夫婦で困惑。
聞き返すまもなくお医者さんらしき人は去っていってしまったので聞くにも聞けず。
ボトルが供給しながら窒息赤ちゃん
そしたら今度は病院のスタッフらしき男性が現れ、私は車いすに。
言われるがままに乗ったはいいものの・・・・何で車いす?
そしてずんずんずんとエレベーターに乗り、彼は5階のボタンをぽちっと。
どどどどこに行くの!?Σ(゜口゜;
ダンナもオロオロ。
あっという間に病室へ。
ダンナが「家に帰れるって聞いてたんだけど、何でココに連れてこられたの?」と聞いたら、「Primary Doctor が来るから」と。
その時、時間は8時。
Primary Doctor のオフィスは営業が10時~なので、出勤前に来てくれるのかしらねー?
でも何で病室で待つの?
・・・・・まぁいいか・・・・・などと思い、そうこうしているうちにぐずる息子にミルクをやっておむつを替えて、ダンナは急遽仕事を休む手はずを取りに電話連絡に入り、あたふた。
それにしても恐ろしい病室です。
日本だとソファが入って「特別室」とでも書かれてしまいそうな広さの個室。
気になるのですがココの病院は個室以外あるのでしょうか・・・・。
まぁ、アメリカなんで、Primary Doctor が就業前に寄ってくれたりせずに、ずっと放置のままどんどん時間が過ぎたのですが。(Primary Doctor は日本人だがな。アメリカに言いがかりつけすぎでしょうか(笑))
この辺記憶が胡乱なのだけど、確か、お昼前に胃腸科の先生が現れたのだ。
触診して、「Gallstone 」と。
ココでようやく綴りを聞けて、調べてみると・・・・
胆 石 とな。
・・・・・・胆石!!?Σ( ̄ロ ̄lll)
思っても見なかったこと言われたー!!!
しかしダンナは「そういえば、超音波の時にどこかの臓器の中になんか小さいのがあった・・・」と妙に納得。
なに!私も見たかったぞ!!!
それからはひたすらに手持ちのiPhone で胆石に関して調べた調べた。
妊娠中の肩の痛み
すっっごく痛い「疝痛発作」の症状は、背中の痛みに重きがいっちゃってるけど、ほぼ書かれてるとおり。
激しいみぞおち辺りのお腹・背中の痛みに吐き気とな。
きっかけは脂の摂取・・・・。(あの美味しかった豚の脂身か・・・)
胆嚢に胆石があっても痛みなどなければ問題はない。結構持ってる人は案外多い。
日本では疝痛発作がなくてもあるってだけで胆嚢摘出する場合もある。
薬で石を溶かすことも可能だけど、溶けるとは限らないし、根本的な問題は解消されてないので再発する。
その薬と痛み止めを飲んで、授乳は可能か?
発作を起こさないために糖尿病よりも厳しい食事制限が入る→私には絶対無理な内容。
摘出が遅くなれば遅くなるほど炎症を起こしてやばくなる可能性アリ。
普通に摘出だと内視鏡手術で出来るけど、炎症を起こしてやばくなった場合開腹手術もあり得る。
内視鏡手術は身体の負担が少ない・・・・。
ちなみに、妊娠中は胆石が育ちやすいらしい。産婦にたまにあることだそうだ。
ということは、次妊娠したときにまた同じコトが起きるとな。
うーん、うーん・・・・・これは・・・・・いっそ胆嚢を取ってしまった方がいいような・・・・?
そう思っていた19時過ぎ、Primary Doctor のオフィスの営業が終わったあとにPrimary Doctor ようやく登場・・・・ではなく、電話。おい、これだけ待って電話ですか。
「いや~大変なことになりましたねぇ~」と何とも気の抜けた感じで。
で、ようやく詳しいことを教えてくれたんだけど、胆嚢に胆石は1個だけ、しかも3~4mmのものだったらしく、疝痛発作を起こすほどには思えなかったらしい。
本当に胆石のせいなのかな~?などといっておりました。
「明日の8時にお伺いしますねー。外科医も呼ぶんで、それで問題なかったらおうち帰りましょー」とPrimary Doctor 。
手術は出来れば避けたいけど、でも、胆石なんだったら何もしないわけには・・・・・。
というか、胆石じゃないんだったら他の可能性考えてもっと検査してよ(T^T)と、なんか複雑な気分。
とりあえず、病院に来てから、絶飲絶食です。
そうすれば発作は起きない・・・確かにな。
ずっと点滴で栄養を入れてますが、幸いなことに「お腹空いた」という感覚はございません。
(点滴が一番痛い・・・)
しかし、Primary Doctor と相談して、「物は試し、食べて何かが起こるか見てみよう。病院にいる今なら痛みが出てもすぐに対処できるし」ということで、夕飯を食べてみることに。
19時半頃に先生がナースに用意するように伝えてくれたはずだけど、出てこない。
20時半頃にナースに聞いてみたら、21時過ぎに提供できるわ、と。
21時過ぎても何もないのでもう1回聞いたら、「ハンバーガーとサンドイッチどっちがいい?」と聞いてきた。
さすがにハンバーガーは怖かったので、サンドイッチを。(ってかその2択かい)
結局出てきたのは22時頃だったんですが(汗)
もうその頃にはダンナは息子を連れて家に帰っていたので(本当はダンナは病室に泊まっても良いのだけど、赤ちゃんは何かあっても責任が取れないので連れて帰るようにとナースに言われたため)、一人でもはもは食べました。
わぁい、久々にゆっくり一人で寝れるー!!と思ったけど、搾乳で結局3時間毎には起きなきゃなのよね・・・・。
ERではモルヒネ後6時間は搾乳して、そのあとは授乳して良いと。
ええええ、マジですか!?Σ( ̄ロ ̄lll)
病室に移ってから念のためナースに聞いても「あげて良いわよ」と。
しかし夜7時に次の勤務のナースに替わったら「あげちゃダメよ!」とキツイお叱り。
アメリカの病院ではナースが強いです。
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