マクロビオティックで病気を治す: 肩こり・五十肩
肩こりのタイプは様々で、片側だけこるタイプ、首から後頭部まで広がるタイプ、肩甲骨を中心にこるタイプ、腕までの広範囲に及ぶタイプなどがあります。
症状も重感、だるい、しびれ、痛みなど様々です。
こりという現象は、乳酸、ピルビン酸などの疲労物質が体内に増加して、筋肉細胞のタンパク質と結合して硬くなった状態です。
初期には、だるさ、重さなど疲労感として感じますが、長く続くと炎症にまで発展して、痛みを感じるようになります。
血液のねばりが増したり、体内のうっ滞のため、血行が阻害されてしびれることもあります。
首や肩の筋肉は、頭や腕を支 えているため、寝ているとき意外は常に使い続けています。
筋肉痛の疲労モールド
こういう緊張している組織内には、疲労物質がもっとも多く蓄積します。
血液がきれいで良質であれば、起こらない現象です。
内臓や目の障害から体内反射が起こり、肩周辺の筋肉の血行不良や代謝不良が起こって、肩こりになるのが、もっとも多いケースです。
また、肝臓の障害があると、主に右肩甲骨や右肩へ、脾臓・脾臓の障害は左肩甲骨や左肩へ、腎臓の障害は首や後頭部へと、それぞれ反射がおよぶ場所に症状がみられます。
常食する食物によっても、肩こりの傾向があります。
肉・魚・などの陽性の老廃物が多いと右肩へ、砂糖・果物など陰性の老廃物が多いと左肩へ発症します。
こりが肩関節周囲の筋肉にまで及んで炎症を起こし、強い痛みと腕の運動障害まで発生すると、五十肩といわれる症状になります。
糖尿病高血圧脳卒中の不整脈
40〜50歳代に多発するので、こう呼ばれています。
肩関節を支える靭帯や筋肉が変性・硬化して痛みを伴なうので、腕が動かしづらく不自由します。
筋肉のしこりを起こす乳酸などの疲労物質は、体内のエネルギー代謝が円滑に行われないときに多く発生します。
エネルギー代謝が滞りなく進行するには、内部環境が整っていなくてはなりません。
受け入れ態勢が整っているところに、良質な炭水化物とビタミンがとり入れられ、充分な酸素が供給され、体内で酵素が充分生産されていれば、スムーズに代謝が進みます。
エネルギー源として、精製した穀類や白砂糖などを多量にとると、不完全燃焼して乳酸を多量に発生します。
坐骨神経痛の症状
動物性食品や加工食品をとって内部環境を悪化させると、エネルギー代謝を妨げて、ますます多くの乳酸を発生します。
乳酸などの老廃物を発生させないためには、穀類、野菜、海藻を中心としたシンプルで少量の食事がベストです。
現在こりがある場合は、体組織を柔軟にし、身体を温め、体液の循環を促進する食物をとります。
また、炭水化物の燃焼を効率よくするため、ビタミンB1をはじめとしたビタミン類を多くとるようにし、また、血液循環を促すため、ビタミンEをとります。
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